3E cafe プロジェクトチーム =2030年、CO2‐50%のエコシティに向けて！=

こんにちは、3Ecafe プロジェクトチーム 事務局の熊谷です。


突然ですが、私達は、イベントを開催することで情報共有を促進し、
変革のきっかけを生み出そう、という活動をしている団体です。

なので、当然イベントにお客さんを呼ばなくてはいけません。
あの手この手でイベントの宣伝をしようと、試行錯誤を続けてきました。



この一年間で手法を色々と試したわけですが、その中に
「チラシを配る」というものがあります。
この方法、以前実施した際にはそれなりの広報効果があったので、
ぜひ実施を進めたいと考えていたのですが…

とある方より、



『「チラシを配る」という行為は、あまり環境にやさしい
宣伝ではないのでは？』




というご指摘を受け、私自身も疑問を感じてしまいました。




ということで、ざっくりと検証してみました。



●A4用紙500枚、裏表印刷をした場合のCO2排出量
（裁断機にてA5サイズに裁断し、計1,000枚のチラシとする）

・紙由来のCO2のライフサイクルアセスメント
データに差はありますが、およそ4,000kg-CO2/紙t として計算
（参考：JST 安井至氏HP　http://www.yasuienv.net/R100PaperLCA.htm）

500枚であれば、紙の重量は、重めに見積もって約3kg。
よって、紙の使用により排出されるCO2は、



・コピーにかかる電力消費由来のCO2排出量
富士ゼロックスのHPによると、最新機の稼動時連続プリント時の
消費電力の平均は最大で500W程度。
http://www.fujixerox.co.jp/product/promotion/energy_saving/page01.html
なので、多めに見積もり、消費電力は1kW程度と仮定します。

また、毎分20枚程度印刷できると仮定すると、、
両面刷りなので、1,000枚分の印刷を行うために必要な電力量は、




東京電力の排出係数 0.339 kg-CO2/kWh を用いると、
（http://www.tepco.co.jp/eco/co2/pdf/co2-coef.pdf）




以上より、チラシの配布にかかるCO2の排出量は、





1000枚チラシを配って、5人イベントに来てもらえたらとすると、
一人呼ぶのにかかったCO2は約2.5kgになります。
10人来てもらえれば、1.2kgです。
かなり多い、というわけでは無いですが、それなりの量ですよね。
私達のイベントは、少なくとも一人当たりの削減効果がその程度は無いと、
自己矛盾に陥ってしまうわけです。

気を引き締めて活動していこうと思った次第です。