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2008年09月15日
ほっきょく通信vol1(2)
こんにちは、事務局熊谷です。ほっきょく通信vol1の続編を掲載します。
間が空いてしまい申し訳ありません……。
どうぞお楽しみください。
--------------------------------------------------------
近年急激に減少してきているといわれる、北極海の氷。
でも、その北極の氷は、じわじわと溶けた結果今のように少なくなったのではありません。
急激に氷が減少するきっかけがあったのです。
今まで、北極の氷が急速になくなるきっかけは2回ありました。
1回目は1997~1998年。2回目は2000年~2003年。
そして、この2回はそれぞれ別の仕組みなのだそうです。
●一回目(1997~1998年)
北極海は、もともとは端から端までがっちり海氷が張っていました。
なので、陸地と海氷が組み合っていて、風が吹いても動くことはありませんでした。
ところがこの時期、この関係が崩れてしまいました。
岸まで張っていた海氷のへりが解け、海氷全体が動きやすくなってしまったのです。
これをきっかけに、風や海流に乗って海氷全体が時計回りに動き始めました。
北極海では、太平洋側から大西洋側へ、暖かい海水が大量に流れ込んでいます
そのため、海氷が動くことでさらに暖かい海水が流れ込んで来て、さらに海氷が解けて…という悪循環がもたらされました。

これはカチカチに凍っているカップアイスを思い浮かべてもらうと分かりやすいと思います。
全体が凍っていると、スプーンでかき回そうと思ってもできませんよね。
でも、一度周りを溶かせば、アイスを回すのはたやすいものです。
そして、かき混ぜられることでどんどんアイスは溶けていきます。
このように、一度限界を超えてしまうと一気に溶けてしまうのです。
●二回目(2000~2003年)
北極域では、夏に氷が解けて、冬に新しく氷ができるというサイクルがあります。
そのサイクルは、今も回っています。ただ、このころに決定的な変化が起きました。
冬にできる氷が薄くなってきたのです。
氷が薄くなるとどうなるか。
先ほど少しご説明したように、北極の氷は風や海流によって時計回りに動いています。
この薄い氷は、海流に流されてグリーンランドの岸にぶつかり、そして砕けてしまうのです。
一度砕けてしまった氷は元には戻りません。どんどんシャーベット状の氷になっていってしまいます。

この、氷が砕けるほど薄くなるという事態が、二回目のきっかけでした。
そして、このようにして今も北極海の氷は減り続けています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ちなみに、このような氷のなくなり方は、コンピュータシュミレーションでは表せないらしいです。
日射と海水だけでなく海氷の影響が加わると、流れや水温、密度が変化して計算の精度が落ちてしまうのですって。
だから、実際に北極海に出て測定するのが重要なんだ、とのことでした。
間が空いてしまい申し訳ありません……。
どうぞお楽しみください。
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近年急激に減少してきているといわれる、北極海の氷。
でも、その北極の氷は、じわじわと溶けた結果今のように少なくなったのではありません。
急激に氷が減少するきっかけがあったのです。
今まで、北極の氷が急速になくなるきっかけは2回ありました。
1回目は1997~1998年。2回目は2000年~2003年。
そして、この2回はそれぞれ別の仕組みなのだそうです。
●一回目(1997~1998年)
北極海は、もともとは端から端までがっちり海氷が張っていました。
なので、陸地と海氷が組み合っていて、風が吹いても動くことはありませんでした。
ところがこの時期、この関係が崩れてしまいました。
岸まで張っていた海氷のへりが解け、海氷全体が動きやすくなってしまったのです。
これをきっかけに、風や海流に乗って海氷全体が時計回りに動き始めました。
北極海では、太平洋側から大西洋側へ、暖かい海水が大量に流れ込んでいます
そのため、海氷が動くことでさらに暖かい海水が流れ込んで来て、さらに海氷が解けて…という悪循環がもたらされました。

これはカチカチに凍っているカップアイスを思い浮かべてもらうと分かりやすいと思います。
全体が凍っていると、スプーンでかき回そうと思ってもできませんよね。
でも、一度周りを溶かせば、アイスを回すのはたやすいものです。
そして、かき混ぜられることでどんどんアイスは溶けていきます。
このように、一度限界を超えてしまうと一気に溶けてしまうのです。
●二回目(2000~2003年)
北極域では、夏に氷が解けて、冬に新しく氷ができるというサイクルがあります。
そのサイクルは、今も回っています。ただ、このころに決定的な変化が起きました。
冬にできる氷が薄くなってきたのです。
氷が薄くなるとどうなるか。
先ほど少しご説明したように、北極の氷は風や海流によって時計回りに動いています。
この薄い氷は、海流に流されてグリーンランドの岸にぶつかり、そして砕けてしまうのです。
一度砕けてしまった氷は元には戻りません。どんどんシャーベット状の氷になっていってしまいます。

この、氷が砕けるほど薄くなるという事態が、二回目のきっかけでした。
そして、このようにして今も北極海の氷は減り続けています。
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ちなみに、このような氷のなくなり方は、コンピュータシュミレーションでは表せないらしいです。
日射と海水だけでなく海氷の影響が加わると、流れや水温、密度が変化して計算の精度が落ちてしまうのですって。
だから、実際に北極海に出て測定するのが重要なんだ、とのことでした。
Posted by 3E cafe プロジェクトチーム at 17:51│Comments(0)
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