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2009年07月10日
日本の温室効果ガス削減目標が決まります!その六
気づいたらこのシリーズ、"その伍"を載せてから1か月以上経ってしまってたんですね...-_-;
先月盛んに報道されたのでご存じの方も多いでしょうが、日本の温室効果ガス削減中期目標、麻生首相は「2005年比-15%」と発表しました。このブログで使ってきた1990年比の数値にすると「-8%」。数字の大きいほうで言うあたり、"国民ウケ"を狙ってるように思えますね。
海外の反応。
温室効果ガス:日本の目標に一層の削減努力促す EU委員 毎日.jp 2009年6月17日
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20090617k0000e030039000c.html
国連総長:日本の温室効果ガス削減目標に失望 毎日.jp 2009年6月26日
http://mainichi.jp/select/world/news/20090626k0000e030019000c.html
この発表後、テレビやWebニュースではやはり"目標達成のためには負担がこれだけ増える"論が多く報道されていたような気がします。"GDPの成長を前提としているのだから、所得も伸びるとした上での計算だ"という説明は聞かなかったなぁ・・・。まさか世に言う"スポンサーの圧力"で?
また、メディア(特にテレビ)が発信する情報は、できるだけ多数の視聴者が理解できるようかなり単純化されたものであるという点にも注意する必要があるでしょう。日本のメディアは、広告料もありますが「広範囲の一般大衆が見聞きする」ことによって支えられています。見聞きさえしてもらえれば、成り立つ。それによってニュースの場合人々のわかりやすいレベルまで伝えるのがやっとということになります。わかりにくいレベルまで話を進めてしまうと受け手(特にテレビの視聴者)は離れてしまう、と。
この話題の場合、一般の人々にとって"将来GDPが成長して所得が増える"という仮定が理解されないとメディア側に判断されたのではないでしょうか?今の日本では想像しにくいし、家計負担が増えることのほうが確定度が高くしかも刺激的な情報です。
"刺激的な情報で、人々の注目を集める"・"多くの人々に見続けてもらうためには、情報は単純でなくてはならない"・・・メディア自体、人々の単純な人気によって力を得ている面があることを忘れてはいけないでしょう。少し前にいくつもあったらしい"温暖化はウソ・ホント"論争の番組はそれで支えられた代表例ですし、他方これを政治でやったのが小泉政権ということになりますね。
(もちろん「数値目標」も単純化された話題ですから、これほど注目されているわけですが。)

さて、国内世論と国際公約の影響を受けて、とりあえず間をとった目標を発表した形の政権与党。これからEUやアメリカの目標が順次明らかにされ、日本との差が明らかになっていくかと思われます。さらに衆院選が近づくにつれて「1990年比-25%」の目標を提唱する民主党との差にも注目が集まるのではないでしょうか。今後もこの話題には目が離せません。
ヤマモト@政治部(自称...。)
先月盛んに報道されたのでご存じの方も多いでしょうが、日本の温室効果ガス削減中期目標、麻生首相は「2005年比-15%」と発表しました。このブログで使ってきた1990年比の数値にすると「-8%」。数字の大きいほうで言うあたり、"国民ウケ"を狙ってるように思えますね。
海外の反応。
温室効果ガス:日本の目標に一層の削減努力促す EU委員 毎日.jp 2009年6月17日
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20090617k0000e030039000c.html
国連総長:日本の温室効果ガス削減目標に失望 毎日.jp 2009年6月26日
http://mainichi.jp/select/world/news/20090626k0000e030019000c.html
この発表後、テレビやWebニュースではやはり"目標達成のためには負担がこれだけ増える"論が多く報道されていたような気がします。"GDPの成長を前提としているのだから、所得も伸びるとした上での計算だ"という説明は聞かなかったなぁ・・・。まさか世に言う"スポンサーの圧力"で?
また、メディア(特にテレビ)が発信する情報は、できるだけ多数の視聴者が理解できるようかなり単純化されたものであるという点にも注意する必要があるでしょう。日本のメディアは、広告料もありますが「広範囲の一般大衆が見聞きする」ことによって支えられています。見聞きさえしてもらえれば、成り立つ。それによってニュースの場合人々のわかりやすいレベルまで伝えるのがやっとということになります。わかりにくいレベルまで話を進めてしまうと受け手(特にテレビの視聴者)は離れてしまう、と。
この話題の場合、一般の人々にとって"将来GDPが成長して所得が増える"という仮定が理解されないとメディア側に判断されたのではないでしょうか?今の日本では想像しにくいし、家計負担が増えることのほうが確定度が高くしかも刺激的な情報です。
"刺激的な情報で、人々の注目を集める"・"多くの人々に見続けてもらうためには、情報は単純でなくてはならない"・・・メディア自体、人々の単純な人気によって力を得ている面があることを忘れてはいけないでしょう。少し前にいくつもあったらしい"温暖化はウソ・ホント"論争の番組はそれで支えられた代表例ですし、他方これを政治でやったのが小泉政権ということになりますね。
(もちろん「数値目標」も単純化された話題ですから、これほど注目されているわけですが。)
さて、国内世論と国際公約の影響を受けて、とりあえず間をとった目標を発表した形の政権与党。これからEUやアメリカの目標が順次明らかにされ、日本との差が明らかになっていくかと思われます。さらに衆院選が近づくにつれて「1990年比-25%」の目標を提唱する民主党との差にも注目が集まるのではないでしょうか。今後もこの話題には目が離せません。
ヤマモト@政治部(自称...。)
再び逆転できるか!?
10/23(金)午後「コペンハーゲン合意の全体像に迫る」
環境危機時計、戻る!
「-25%」により えもいわれぬ表情(実現!)で岡田さんが
「-25%」により えもいわれぬ表情(予測)で岡田さんが
「新エネルギー世界展」レポート Ⅱ.燃料電池&水素自動車!
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Posted by 3E cafe プロジェクトチーム at 09:00│Comments(0)
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